「そろそろ家を建てたい」
子どもが大きくなってくると、家のことを考える機会が増えてきます。
我が家も宮崎市で家を建てることを考え始めました。
ところが、調べ始めてすぐに「……で、最初は何をすればいいんだ?」となりました。
土地を先に探す?
住宅展示場へ行く?
住宅ローンを調べる?
工務店を探す?
それとも間取りから?
調べれば調べるほど情報が出てきて、逆に迷ってしまいます。
そこで今回は、これから宮崎で家を建てようとしている我が家が、実際に調べながら「まず何を決めるべきか」を整理してみました。
まだ我が家も家を建て終わったわけではありません。だからこそ、住宅会社側の目線ではなく、これから家を建てる側が「次に何をすればいい?」と迷いながら調べていく過程として書いています。
同じように「家は欲しい。でも、何から始めればいいのか分からない」という方に、最初の一歩を決める材料になればと思います。
- 結論:最初に住宅会社を決めるのではなく「我が家の条件」を整理する
- まず知っておきたい「宮崎で家を建てる平均価格」の落とし穴
- 宮崎県の所得水準から見ると、4,638万円は高い?
- では、宮崎で家を建てる「現実的なライン」はいくら?
- STEP1|まず「どんな暮らしをしたいか」を決める
- STEP2|「いくら借りられるか」ではなく「いくらなら無理なく払えるか」を考える
- STEP3|土地に求める条件を決める
- STEP4|宮崎のハウスメーカー・工務店を調べる
- STEP5|土地と建物は別々に考えない
- STEP6|住宅ローンは「家を買える金額」ではなく「生活できる金額」で考える
- STEP7|最後に「間取り・見積もり」を比較する
- 宮崎で家を建てるなら「平均」より「我が家の現実ライン」を考えたい
- 我が家の場合、まずここから始める
- 次回は「我が家なら、いくらの家なら無理なく建てられる?」
結論:最初に住宅会社を決めるのではなく「我が家の条件」を整理する
調べてみて最初に分かったのは、家づくりは、いきなり住宅会社を決めるところから始めなくてもいいということでした。
宮崎県も、家を建てる際には将来の生活をイメージし、住みたい家や暮らし方を考えながら情報収集する流れを案内しています。
そこで我が家では、まず次の順番で考えていくことにしました。
- どんな暮らしをしたいか決める
- 家にかけられる予算を考える
- 土地に求める条件を決める
- 宮崎の住宅会社を調べる
- 土地と建物をセットで考える
- 住宅ローンを含めた資金計画を作る
- 見積もり・間取りを比較して決める
この順番なら、「何からやればいいか分からない」という状態から、少しずつ前に進めそうです。
まず知っておきたい「宮崎で家を建てる平均価格」の落とし穴
家づくりについて調べていると、気になる数字が出てきます。
「宮崎で土地から注文住宅を建てる場合、平均4,638万円程度」
という数字です。
2024年度のフラット35利用者調査をもとにした宮崎県の集計では、土地から購入して注文住宅を建てた人の平均所要資金は4,638.2万円でした。
内訳は、建物の建設費が約3,755万円、土地取得費が約883万円です。
さらに、実際に土地から注文住宅を建てた人の平均世帯年収は707.7万円でした。
ただし、ここで注意したいことがあります。
4,638万円=宮崎の一般家庭が普通に買える金額、ではありません。
これは「実際に土地から注文住宅を購入した人」の平均です。
しかも宮崎県の集計件数は45件と多くありません。そのため、我が家の予算を決めるときには、平均額をそのまま目標にするのではなく、自分たちの収入・支出・家族構成に合わせて考える必要があります。
宮崎県の所得水準から見ると、4,638万円は高い?
ここは、今回調べていて特に気になった部分です。
宮崎県が公表している最新の県民経済計算によると、2023年度の1人当たり県民所得は269万5,000円でした。
ただし、「県民所得」は会社員の平均年収とは違います。雇用者報酬だけではなく、財産所得や企業所得なども含む県民経済計算上の指標です。
一方、宮崎県の毎月勤労統計調査では、2024年の常用労働者1人当たり月間現金給与総額は28万858円でした。単純に12か月で計算すると約337万円です。
つまり、宮崎で働く「1人の収入」と、土地から注文住宅を建てた「世帯の平均年収707.7万円」は、そもそも比較する対象が違います。
ここから分かるのは、土地から4,638万円の注文住宅は、1人の収入だけで購入するというより、共働きなどを含む世帯収入を前提に考えるケースが多いということです。
では、宮崎で家を建てる「現実的なライン」はいくら?
ここが我が家にとって一番知りたいところです。
4,638万円という平均額を見て、
「宮崎でも家ってそんなに高いの?」
と思いました。
しかし、平均額だけで判断する必要はありません。
土地の価格、家の大きさ、住宅会社、設備、外構、土地の場所などによって、総額は大きく変わるからです。
例えば、同じ宮崎県でも土地から購入する場合、土地代を抑えることができれば総額は大きく変わります。
宮崎市の住宅地でもエリアによって土地価格には差があります。
家づくりと並行して、宮崎市のどのエリアが自分たちの暮らしに合うのかも確認しておくと、土地探しの条件を整理しやすくなります。
宮崎市に引っ越すならどこに住む?子育て・通勤・買い物でエリアを比較
我が家の場合は駅徒歩圏にこだわらず、車移動を前提にしているため、中心部だけに絞らず、宮崎市内の周辺エリアまで含めて探すことができます。
これは家づくりの予算を考えるうえで大きなポイントになりそうです。
「平均4,638万円」よりも大切なのは、我が家の返済可能額
住宅ローンについて考えるとき、
「いくら借りられるか」
ではなく、
「いくらなら家を建てた後も無理なく生活できるか」
住宅価格の相場と我が家の現実的な予算については、こちらで具体的に整理しています。
→ 宮崎で家を建てる費用はいくら?平均価格と現実的な予算を考える
を基準にしたいと思っています。
住宅ローンを払った後も、
- 子どもの教育費
- 車の維持費
- 固定資産税
- 火災・地震保険
- 家の修繕費
- 食費
- 光熱費
- 旅行やレジャー
などのお金が必要だからです。
「家を買えたけど、家以外にお金を使えない」という状態にはしたくありません。
STEP1|まず「どんな暮らしをしたいか」を決める
家づくりで最初に考えたいのは、
「どんな家が欲しいか」より「どんな暮らしをしたいか」
なのかもしれません。
我が家の場合、現時点ではこんな希望があります。
- 家族5~6人で暮らせる
- 5LDK以上
- 車を4台程度停められる
- 庭でBBQができる
- 宮崎市内
- できれば高台
- 駅から徒歩圏である必要はない
- 車で生活しやすい場所
- 子どもが成長しても暮らしやすい
- 無理のない住宅ローンにしたい
こうやって書き出してみると、単純に「大きな家が欲しい」という話ではありません。
土地・家・駐車場・庭・通勤・子育てを全部含めて、どんな生活をしたいのかを考える必要があります。
STEP2|「いくら借りられるか」ではなく「いくらなら無理なく払えるか」を考える
次に考えたのがお金です。
ここで最初に気をつけたいのが、
住宅ローンで借りられる金額=我が家に適した住宅予算、ではない
ということ。
住宅ローン以外にも、固定資産税、火災・地震保険、将来の修繕費、車、子どもの教育費などがかかります。
そのため、
「銀行がいくら貸してくれるか?」
よりも、
「家を買った後も、今まで通りの生活ができるか?」
を基準に考えたいと思います。
STEP3|土地に求める条件を決める
我が家の場合、土地については1,000万円程度を一つの目安にしています。
ただし、「1,000万円以下ならどこでもいい」というわけではありません。
土地を見るときには、
- 洪水
- 津波
- 土砂災害
- 高低差
- 道路
- 接道状況
- 上下水道
- 地盤
- 日当たり
- 学校
- 買い物
- 通勤
- 駐車スペース
- 希望する家が建つか
なども確認する必要があります。
特に宮崎市では、候補地が見つかったらハザードマップも確認するつもりです。
STEP4|宮崎のハウスメーカー・工務店を調べる
🔎 比較するときに見るところ
会社名や建物価格だけではなく、我が家の条件に合うか、土地と建物を合わせた総額がどうなるか、標準仕様と追加費用に何が含まれるかを確認したいところです。
土地の条件と予算がある程度見えてきたら、住宅会社を調べます。
候補になるのは、
- 大手ハウスメーカー
- 宮崎県内の工務店
- ローコスト住宅会社
- 設計事務所
など。
ここで注意したいのは、「有名な会社だから安心」だけで決めないこと。
我が家の場合は、家族5~6人、5LDK以上、駐車場4台程度、庭、宮崎市、土地探し、予算とのバランスが条件です。
そのため、
「その会社がどんな家を建てているか」
だけではなく、
「我が家の条件に合う家を建てられるか」
を見る必要があります。
STEP5|土地と建物は別々に考えない
今回調べていて、個人的にかなり重要だと思ったのがここです。
例えば、土地1,000万円という物件を見つけたとします。
「土地は予算内だからOK」と思ってしまいそうですが、実際には、
- 地盤改良
- 擁壁
- 整地
- 水道引き込み
- 排水
- 外構
などが必要になる場合があります。
逆に土地が安くても、希望する大きさの家を建てにくければ意味がありません。
だから我が家では、
土地+建物+諸費用をセットで考える
ことにします。
STEP6|住宅ローンは「家を買える金額」ではなく「生活できる金額」で考える
住宅ローンについては、今後かなり詳しく調べる予定です。
ただ、現時点で我が家が決めているのは、
「借りられるだけ借りる」という考え方はしない
ということ。
住宅ローンは何十年という長い期間の支払いになります。
今は問題なくても、子どもが増える、教育費が増える、車を買い替える、家の修繕が必要になるなど、将来の支出は変わります。
そのため、
「住宅ローンを払った後に、家族でどんな生活ができるか」
まで考えて予算を決めたいと思います。
STEP7|最後に「間取り・見積もり」を比較する
📝 最後は「総額」で見る
建物本体の価格だけではなく、土地・建物・諸費用・外構などを含めた最終的な総額で比較すると、会社ごとの違いが見えやすくなります。
ここまで来て、ようやく具体的な家を比較します。
例えば、
| 項目 | A社 | B社 |
|---|---|---|
| 土地 | 900万円 | 1,000万円 |
| 建物 | 3,000万円 | 2,700万円 |
| 諸費用等 | 500万円 | 500万円 |
| 総額 | 4,400万円 | 4,200万円 |
このように、建物価格だけではなく、最終的にいくらかかるのかを見る必要があります。
さらに、
- 標準仕様
- オプション
- 断熱性能
- 耐震性能
- メンテナンス
- 保証
- 外構
- 収納
- 間取り
- 将来の使いやすさ
まで比較したいところです。
宮崎で家を建てるなら「平均」より「我が家の現実ライン」を考えたい
今回、4,638万円という数字を見て最初は驚きました。
しかし、調べてみると、この数字は「宮崎県民が一般的に買える家の価格」ではありません。
実際に土地から注文住宅を建てた人の平均値です。
平均世帯年収は約708万円でしたが、これは購入者の平均であり、宮崎県全体の世帯年収の平均を意味するものでもありません。
一方で、宮崎県の所得水準や賃金データを見ると、全国と比べて所得水準が高い県ではありません。
だからこそ、我が家では、
「宮崎で平均的な家を買う」
ことを目標にするのではなく、
「宮崎で自分たちが無理なく暮らせる家を建てる」
ことを目標にしたいと思います。
我が家の場合、まずここから始める
今回調べてみた結果、我が家では次の順番で進めることにしました。
- 家族で希望を書き出す
- 住宅にかけられる予算を考える
- 土地の条件を決める
- 宮崎の住宅会社を比較する
- 実際の土地を探す
- 気になる土地を現地確認する
- 住宅会社に相談する
- 土地+建物+諸費用で見積もりを取る
- 住宅ローンを含めて総合的に判断する
最初から完璧に決める必要はなさそうです。
まずは「我が家はどんな家なら幸せに暮らせるのか」を整理して、一つずつ調べていこうと思います。
次回は「我が家なら、いくらの家なら無理なく建てられる?」
今回の記事では、家づくりのスタート地点を整理しました。
ただ、まだ一番重要なことが分かっていません。
「結局、我が家ならいくらまでの家なら現実的なのか?」
そこで次回は、我が家の実際の家計をもとに、
- 土地1,000万円ならどうなる?
- 建物2,500万円なら?
- 建物3,000万円なら?
- 土地+建物+諸費用で総額はいくら?
- 住宅ローンはいくら必要?
- 毎月の返済はいくらになる?
- 家を買った後も旅行や子育て費用を確保できる?
まで具体的に計算してみます。
一般的な「宮崎の住宅相場」ではなく、我が家の条件ならどこが現実的なラインなのかを調べてみます。
家を建てることは、家そのものを買うことではありません。
その家で、その後何十年も家族が生活していくことまで含めて考える必要があります。
我が家もまだ「絶対に建てる」と決めたわけではありません。
だからこそ、実際に調べながら、「宮崎で家を建てるなら、どんな選択が我が家に合っているのか」を記録していきたいと思います。
同じように宮崎で家づくりを考えている方の参考になれば嬉しいです。


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